NPO法人 京都コリアン生活センターエルファ

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多文化共生事業

ふれあいはじまり

デイサービスエルファへの見学者は、京都市内だけではなく日本各地、海外にも及び、小、中、高、大学生、社会人、各種団体まで年間500人を超える。目的は総合・人権学習、多文化フィールドワーク、聞き取り調査、進路・教員研修と実に多様だ。 当初、見学者の受け入れには不安があった。自宅には訪ねてくる者も少なく、長生きは皆の迷惑だとまで思っている利用者たちのもとに、多い日は20人以上の見学者が来所する。それに疲れてしまうのではないか、事故が起こりはしないだろうか、そして何より初体面の彼らに警戒し交流を拒むのではないかと心配した。
しかしそれは浅はかな考えであった。「こんなわしらに会いに来てくれて、ほんまにありがとう」見学者を笑顔で迎えるハラボジ、ハルモニたち。手を握り、頭をなでながら在日コリアンの生の声を聞きにきたひとりひとりに一生懸命話しかける。決して雄弁ではないが、一世の言葉と屈託のない笑顔が、頭をなでる皺だらけの手、苦労を偲ばせる曲がった指が、隠された深い悲しみと痛みを語り見学者は胸を打たれる。
迎えるハラボジ、ハルモニもまた、自分たちに会いに来てくれる人がいることに「まだ生きててええよってことなんやろか。こんな私でもまだ何かの足しになるんやろか。」戸惑いながらも自分を必要としてくれていることに喜びを感じる。エルファが一世にとって見学者、ひいては社会の接点となり、そこから生きる喜び、生きようとする意欲へとつながっている。又、見学者たちは塗り替えることのできない歴史を彼、彼女たちから知り、自分の在り方、これからの日本社会における在日コリアンのことを考える糧となる。
一度訪れただけの子どもたちが夏休みにボランティアとして、ハングルで手作りのカレンダーやクリスマスカードを携えてやってくる。敬老の日に贈り物を届けてくれる大学生、家庭科の時間に作ったというキムチを持ってきた小学生、異動先の学校でも教員研修、生徒たちの人権学習を計画した先生もいる。 「まだ帰りたくない」見学者のこんな言葉を耳にするのは珍しいことではない。ハラボジ、ハルモニの優しさと偉大さを味わった人たちの「また会いたい」「ここから離れたくない」という想いが、人から人とつながってゆく。

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