エルファエルファについてABOUT LFA
- 法人の理念
- 代表あいさつ
- 20年のあゆみ
- 法人の概要
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法人の理念PHILOSOPHY
서로 도우며 산다ささえあい ともに生きる
ここに一つのエピソードがある。
在日コリアン一世のハルモニ(おばあちゃん)の介護をしていたヘルパーが、
家族の元にやって来て言う。
「アイコさんを呼んでいるんですが…」
家族は戸惑う。アイコという名の身内はいない。
ハルモニがいったい誰のことを呼んでいるのか皆目見当がつかない。
当然である。ハルモニは「アイコ」という
人物を呼んでいたのではない。
「アイゴー」の言葉を発していたのだ。
朝鮮語を知らない日本の介護職員はその悲痛な叫びの意味を理解できなかったのだ。
これは単なる笑い話では済まされない。
在日一世の高齢化が進む中、長年暮らしてきた日本で少しずつ日本語を忘れ、
母国語である朝鮮語でしか表現できなくなった在日一世たち。
その子どもたちが民族教育を受けていない場合は更に深刻で、
家族でさえハラボジ(おじいちゃん)、ハルモニの訴えが全く理解できず、
在日一世は言葉の通じない日本社会の中で孤立しつつあった。
そんな在日コリアン一世の現状を踏まえ、
故郷の言葉、文化、風習に明るい人たちをヘルパーとして育成し、
2001年「エルファ」は誕生した。
「アイゴー」は悲憤にくれた時に発せられる感嘆詞。
一方「エルファ」は楽しい時や嬉しい時に発せられる感嘆詞である。
在日一世の「アイゴー」な生き様がやがて自身、そしてこれから未来に旅立つコリアンが、
日本で「エルファ」と心の底から思えるようにという思いがこめられている。
法人設立から20余年。在日一世のための介護施設という枠をこえ、
エルファは「共生社会」のあり方をたぐり寄せてきた。
わたしたちが生きているこの世界には、民族、国籍、障害などを理由とした不当な扱いが
いまだあちこちに残っています。
日本社会のマジョリティーである人々とも、
これから日本で暮らしゆく多様なマイノリティーとも、
互いに手をたずさえ同じ時と場所を過ごすなかで、「ともに」生きることをめざしたい。
在日一世の生き様と、エルファに関わった多くの人びとに背中を押され、
「ささえあい、ともに生きる」社会の実現をめざし、これからも歩みつづけていく。
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代表あいさつMESSAGE
- 最高顧問鄭禧淳 (チョン・フィスン)
- コリアンである誇りを持って
あらゆる違いを乗り越え助け合い支えあう
人はみな自分の運命は自分の力と努力で切り開くものだと言います。
しかし本当にそうでしょうか？人は、自分の運命を生きる中で、どれだけたくさんの人とつながり、支えられているのか。そして祖国の 運命と深く、強く、痛く、大きく結びついていることか。
私たち在日は一世のハラボジ、ハルモニたち一人ひとりの歴史と生き様をとおして学び、教訓としている二世、三世、四世たちです。
国を奪われ、植民地の民として凄まじい民族差別の中、この日本で生き抜いてきた先代たちは異国の地で奴隷の如く扱われてもコリアン であるプライドを胸に解放後の苦難の中、日本全国１４０余カ所に未来のための朝鮮学校を建設しました。
そのパワーこそが在日コリアンの生きる底力となり、今日の私たちが存在しているのです。
「アイゴー」のため息と涙の人生を、笑顔と喜びに満ちた「エルファ」な人生変えたいという仲間の想いが原動力になり、「NPO法人京都 コリアン生活センターエルファ」を立ち上げたのです。
そして私たち自身もコリアンである誇りを持って日本人や様々な背景を持つ人たちが共に生きるコミュニティをつくり、あらゆる違いを 乗り越え助け合い支え合いながら「共生社会」の一員としてその存在を輝かせているのです。
これまでの民族の歴史、戦争の歴史、差別の歴史を忘れることなく、人はみな平等であることを忘れずしっかり生きていきましょう。
生きることは素晴らしいということを共有していきましょう。
- 理事長朴錫勇 (パク・ソギョン)
- 「アイゴーからエルファに！」を
在日同胞だけでなく全ての人に実践できる組織へ
2000年4月「日本社会」において介護保険制度によるサービスが始まりました。
在日朝鮮人高齢者にとって確かに制度上の差別はなくなりました。誰もが申請し認定されれば等しくサービスは受けられます。
しかし、在日一世にとってはなかなか理解し難い制度で、ましてや在日の文化や歴史を解っていない他人が自分の生活に介入するというこ とが、なかなか受け入れらない状況が予想されました。
そこで在日二世たちが中心となりエルファを立ち上げ、そこに在日同胞の三世、四世、特に民族教育を受けた朝鮮学校出身者を中心に母国 語でコミュニケーションがとれるスタッフとして育成しました。母国語と言ってもネイティブでもなく微妙な日本語が混じった在日語です。
こうしてこの制度から誰も排除されることがないようにとウリ式介護サービスを始めました。
かつて1950～60年代に国民健康保健に加入できず、また言葉の壁もあり医療機関への受診をためらい重症化あるいは命を落とした同胞達が 数多くいました。そこで偉大な我々の先輩同胞医療人たちが自らの力で病院を立ち上げ、同胞医療機関として同胞による同胞のための医療 を始めました。
時代背景は違えどこのような精神はエルファの立ち上げと共通しており、今日の同胞社会においても大変重要な財産として残っています。
医療、福祉に携わる人間として、常に社会的弱者に寄り添い、困っている者には手を差し伸べ、創立当初の理念である「アイゴーからエル ファに！」をもはや在日同胞だけではなく、全ての人に実践できるような組織づくりをこれからも行っていく所存であります。
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20年のあゆみ(沿革)HISTORY
- 1998
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10月同胞ヘルパーの育成を開始
- 1999
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11月居宅サービス事業所エルファ設立(医療法人共和会傘下)
- 2000
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4月介護保険制度施行
- 2001
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1月NPO法人としての認証を受ける
3月デイサービス「東九条エルファ」開設
11月「エルファ友の会」設立
- 2002
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5月「居宅介護支援事業所エルファ」開設
6月デイサービス「ハナマダン南京都」開設
- 2003
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5月デイサービス「ハナマダン洛北」開設
- 2004
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12月エルファセンター設立、施設移転
- 2005
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4月「こどもひろばアンニョン」開設(文科省委託事業)
- 2006
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3月「京都在日外国人高齢者・障がい者生活支援ネットワーク“モア”」設立
4月「エルファ共同作業所」開設
7月『エルファ5周年記念誌』発刊、ムジゲコンサート
10月「居宅サービス事業所エルファ」開設
- 2007
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4月ハナマダン東九条をエルファセンターに移設
- 2010
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3月「ハナマダン洛西」開設
- 2011
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4月エルファ共同作業所新棟完成
6月エルファ共同作業所、就労継続支援Ｂ型事業所指定
8月高五生さん(90歳)が朝鮮民主主義人民共和国に帰国
- 2012
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4月「相談支援事業所エルファ」本格始動
- 2013
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11月ハナマダン南京都、活動休止
- 2015
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12月ハナマダン洛西、活動休止
- 2016
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7月第1回「えるふぁ市」開催
- 2017
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6月「エルファ未希の会」発足
- 2019
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10月徐萬守さん(82歳)が大韓民国に帰国
- 2020
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7月エルファ20周年記念誌『ともに』発刊
- 2024
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8月「NPO法人 エルファ」に改称
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法人の概要OVERVIEW
NPO事務局 / 居宅介護支援事業所(ケアマネ) / 訪問介護事業所(ヘルパー) / 調理部(エルファカフェ)
共同作業所(就労継続支援Ｂ型) / 相談支援事業所(障害)
所在地 〒601ｰ8022
京都市南区東九条北松ノ木町12 エルファ共同作業所TEL 075-644-4177 FAX 075-644-4188 メール 就労継続支援Ｂ型直通 相談支援直通 ハナマダン東九条(高齢者デイサービスセンター)
所在地 〒601ｰ8022
京都市南区東九条北松ノ木町12 ハナマダン東九条TEL 075-661-1077 FAX 075-661-1190 メール 直通メールはこちら ハナマダン洛北(高齢者デイサービスセンター)
所在地 〒603ｰ8341
京都市北区小松原北町60-3 ハナマダン洛北TEL 075-464-3393 FAX 075-464-3423 メール 直通メールはこちら